まず俺たちは、半壊しつつあったスクインの家を二つ買い、修繕して拠点とした。 近くの鉱山から鉱石を採掘しつつ、基本的な収入減を確保する。 門近くは盗賊からの襲撃を受けやすいので、ボウガンで武装しておいて衛兵に貸し出ししておく。これで一階の店舗…

俺たちはTheHubの南、Shekの町スクインに拠点を移すことにした。 以前訪れた王都アドマグでの情報により、大陸のおおまかな情報を手に入れていた俺たちは、南の町がShekが納めている町であることを知っていた。 以前ちょっと顔を出したときにいきなり侍姿の…

「……ううっ、クソ、いてえ……」 気づいたとき、俺は町外れの盗賊ギルドで寝かされていた。 不安そうな瞳で俺を見守っていたのは、唯一TheHubで訓練に出していたアイヌだった。

まだ、奴らを相手取るには早すぎる。 そう思う暇もなく、俺たちは蹂躙された。

あのあとBBは攻め寄せる遊牧民と飢えた盗賊の猛攻に加えて、ゴリロの襲来が頻繁に起こったためか壊滅した（死んだフリして見てた）。 あっさり飢えた盗賊に占拠されたっぽいが、ちょうど大きな通りになっている場所だから良い感じで殺伐とした場所になってく…

シェク*1の戦士を計5名採用した俺たちは、レーンを筆頭とした少数精鋭の戦士団を結成した。 一人はエンジニアなので、拠点のメンテナンスを進めてもらうことにして、俺を加えた形になる。 *1:シェク族。大陸の南西に住む

いくつかの進展があった。 まず大きなこととして、【アドマグ】の町に繋ぎを得た。

TheHubにはもう一つの勢力がある。 それが【盗賊ギルド】だ。

あれから更にもう一人、【スケサン】が仲間に加わった。 少々ぎこちないしゃべり方だし体は固いしケガすると苦労するヤツだが、意外と愛嬌もあって面白いヤツだ。 噂に聞く【スケルトン】って種族だ。特に行き宛もないらしく仲間に加えた。

ホッブスを仲間にして思ったんだが、やっぱ一人じゃ限界がある。 この世界で名を上げようってんだからやっぱり仲間は必要だ。 大体、一人でHNつぶすとか絶対無理だかんな。 近寄っただけでなんか門に居るヤツがワラワラ追いかけて来るしマジ洒落にならん。 ……

このでっけえ世界に、俺というちっぽけな存在が何を残せるんだろうな...... おっす、俺だ。

おう。元気か？ なんだよ。 なんか言いたい事でもあんのか？ ってかよ、やっぱ成り上がろうと思ったら先立つモンがねーとよ、なーんもできねえわ。ははは。

「うおおっ！？なんだありゃ！！」 時折、集落の周辺でどっかの野党だとか食い詰め浪人だとかHN（ホーリーネーション）のあぶれ者だとかが喧嘩して騒がしいことこの上ないんだが、人じゃない何かの声が飛び込んできた。 ボロ屋で一夜を明かした俺は、その声…

「とりあえず先にやっとかなきゃならねえ事っていやあ……」 メシだよな。うん。 今持ってるもんといやこれだけ（着てる物と薬）だし、手持ちは100catぽっちしかねえから、金策といきたいところだがその方法といえば......

……ついにツキが向いてきた。 この草臥れた国境の空白地帯で俺は、過去の遺物と呼ばれる刀を手に入れた。 なじみのバーの親父に言わせてみれば、かなりの業物らしい。