ヴァガボンド剣士日記

一人用サバイバルオープンワールドRTS&RPG、kenshiのプレイ小説

俺たちの明日は……どっちだ!?

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

終.そしてこれから

「お前の働きはクラルの偉業に次ぐ」 「私たちはお前を友……いや、我々シェクの家族として迎え入れるだけの用意がある」

40.蜘蛛人と戦の民

蜘蛛が巣食う山岳地帯を西へ抜け、海岸沿いを北へ。 途中で数体の蜘蛛や野犬に出くわしながらも、三日程度でアドマグへとたどり着いた。

39.蜘蛛の王3

右足、左腕、そして下腹部に痛打を浴びたバグマスターはその身を横たえた。 「あぁ、いてえ」 簡単な手当を済ませた俺は、気を失って倒れているバグマスターをそっと担いだ。

38.蜘蛛の王2

「愚か者がまた来たか」 チェストを前に男……バグマスターの最初の言葉は、どこか気怠さを感じさせた。

37.蜘蛛の王1

「ここは私たちに任せて先に行け!!!」 攻め寄せるスキンスパイダーの群れをレーンたちに任せて、俺とリーフは塔へと駆ける。 赤茶けた大地を埋め尽くすように広がる蜘蛛の群れのその奥に、屹立する暗鬱な塔へと。

36.死の大地

大陸南西部に広がる峻嶮な山岳地帯。 それが、ヤツの住処だ。

35.因縁の終結3

「ホーリーロードフェニックスの神聖な法のもと、主の御名をたたえよ……」 商人たちに連れ去られるセタの虚ろな表情から漏れ出した言葉は、どこまでも空虚に俺には映った。

34.因縁の終結2

「覚悟しやがれ!!」 辛うじて間に合った俺の目前には、すでに襤褸切れのようになった幾人かの仲間と、傷だらけになりながらも高位パラディン数人を相手取って戦うシェクの戦士たちの姿があった。

33.因縁の終結1

俺がハブからスクインへと向かっていると、途中でレーンたちと合流することになった。別に示し合わせていたわけじゃないが、こんな偶然もあるもんだ。 互いの無事と健闘、レーンから軽い手合わせをうけつつスクインへ向かって南下していると、スクイン方面か…

32.聖国の再襲撃2

スクインは一転して血で染まった。 至る所に迸る血痕が、戦いの激しさを物語っていた。

31.聖国の再襲撃1

血のように赤く染まる聖なる鎧。 それが聖国が誇る精鋭審問官を表し、また見る者に畏怖を与える。 私の名はアイヌ。 奴らは再び私たちの前に姿を現した。

30.生産拠点2

当座必要なのは石材と、石材を加工して作る建材だ。まずは適当な場所に石鉱山を建立する。 これで拠点の基礎ができる。次に何をどんな風に作っていくか?ってのは、拠点の目的によって変わってくる。

29.生産拠点1

リーダーがスタックへと旅立った後、俺たちはスクインを中心とした農業地区の開発を任されていた。 残ったメンバーはホッブスこと俺、ジェイク、スケサン、アイヌ、そしてヨルだ。

28.帰還

この大陸は広い。 ただ、全力で走れば半月ほどで縦断できるくらいの大きさだ。 休息を考えれば、大体一か月で渡れる。 そう思えばそこまで広くもない。

27.恐怖(に染まった町)のスタック

スタックの防備は単純で、守衛の5人を除けば大体二人がかりで迎撃に来る。 それ以外で出しゃばってくるのは、賞金目的の考え無しだけだったりする。 「ま、その程度じゃ相手にもならねえんだけどな」

26.戦闘訓練その3

パックビーストのバックパックが溢れるほどの皮と肉。 ……そう言えば少しはこの戦いの苛烈さが分かってもらえるだろうか?

25.戦闘訓練その2

私が選んだメンバーは、以前ヴァーグが編制した戦闘メンバーたちだ。 不思議なことにヴァーグの審美眼はいつも確かで、勝てる相手かそうでないか、そういう部分の嗅覚とでもいうものが驚くほど正確なのだ。

24.戦闘訓練その1

私の名はレーン。 ヴァーグことヴァガボンドが率いるネイムレスの戦闘指揮官として、軍事面を預かっている身だ。 先日の謁見で、ヴァーグがバヤンとの約束にあのバグマスターを始末するなどと大言を放ったお陰で、これからその準備を進めるところだ。

23.独走

そして再び俺は、HNの南の玄関都市「スタック」に足を運んでいる。 俺一人でどこまでできるのか?その可能性を探ることもそうだが、スタックにはバグマスター攻略の練習に付き合ってもらうことになる。

22.足りないもの

「ヴァーグ、本当に可能なのか?」 アドマグを後にして、レーンが帰路に改めてそう聞いてきた。その不安はわかるがちょっとくらいは俺を信用して欲しいもんだ。

21.同盟への試練

「ククク……っはははは! 確かに面白い話だが、我々の事を君は少々誤解している。我々は戦うことをこそ生きる糧としてきた民族だ。食糧事情はたしかに由々しき事態ではあるが、そんなことは些末なことでしかない」 「……」

20.同盟

そして二日後。 俺たちは、再びアドマグの領内へとその身を晒していた。

19.奴隷解放戦線

スタックだけに限らず、都市の周辺には奴隷の収容所が設けられている。 領土内には採掘や農地を目的とした収容所として機能しているのだが、俺はスタックから最も近いオクラン・ガルフの採掘場へと足を向けた。

18.スタック襲撃作戦2

拾い上げたナイフや獲物になりそうなものを片っ端から司祭やパラディン達に投擲しつつ、支配者層への攻撃を振りまく。 あちこちから俺を探す声が聞こえるが、半分は俺に掛かっている賞金目当てだろう。

17.スタック襲撃作戦1

スタックの町は聖国の首都、ブリスターヒルの南西に位置する。 南の前哨基地を担うだけあって警備は厳重で、正門の5人の守衛に加えて定期的な巡回。 そして砲台では常に数人の射手が待ち構えている。

16.蠢動

スクインの拠点があらかた仕上がってきたところで、俺は一人でスタックへ向かって走り出した。 仲間の視線に見送られながら、絶壁の町をあとにする。